中小企業診断士とは?どんな試験?独学で取れる?

1.診断士資格試験

中小企業診断士、気になっていますか?

こんにちわ、ソウタです。

このブログを見ていただいている方には、最近ステイホームが長く、家で過ごす時間が増えて、何か勉強でもしてスキルアップを目指そうかな~と考えて、中小企業診断士が気になっている方もいるのではないでしょうか?

今回は、金融機関で会社員をしながら合格した私が感じたことを中心に、中小企業診断士試験について(試験関係中心)解説したいと思います。一般的な概要やメリットは中小企業診断士協会のホームページや、専門学校など他の方のブログでもしっかり説明されているので、そちらを見てください。
https://www.j-smeca.jp/contents/002_shindanshiseido.html

中小企業診断士試験概要

中小企業診断士試験は、1次試験、2次(筆記・口述)試験、実務補習・実務従事で構成されています。

1次試験

8月の土日2日間で行われ、60点以上を取ると科目合格になり、7科目全て合格すると1次試験合格になります。総点数による合格基準というのもあって、免除科目を除く全科目を受験し、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のない場合も1次試験合格となります。1次試験合格の有効期間は2年間で、合格年とその翌年まで2次試験を受験できます。1次試験科目合格の有効期間は3年間です。

経済学・経済政策 60分/100点
財務・会計 60分/100点
企業経営理論 90分/100点
運営管理 90分/100点
経営法務 60分/100点
経営情報システム 60分/100点
中小企業経営・中小企業政策 90分/100点

実施地区 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇
合格発表 9月上旬
受験料 13,000円(税込)〔2020年度〕

参考:https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_sk_idx/chusho_shiken_guide.html

2次試験

10月に1日で行われ、企業の問題点や改善点などに関して解答する筆記試験です。2次試験は、中小企業診断士に必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的として各設問15〜200文字程度の記述式で行われます。

【事例Ⅰ】組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 80分/100点
【事例Ⅱ】マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 80分/100点
【事例Ⅲ】生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 80分/100点
【事例Ⅳ】財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 80分/100点

実施地区札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
筆記試験結果発表 12月上旬

口述試験

2次筆記試験合格者が受験できる10分程度の面接です。12月中旬頃、中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに面接します。

実施時間 約10分間
実施地区 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
合格発表 12月下旬〜1月上旬
合格の有効期間 2次試験合格後、3年以内に実務従事・実務補習を受ける必要がある。
受験料 17,200円(税込)

要はどういう試験なの?

要はどういう試験なの?

1次試験は7科目選択問題で、選択肢の中から正しいものを選びます。正しくない選択肢を選ばないとも言えます。私は試験委員ではないので、受験時代に想像していた内容ですが、それぞれの設問にまず「設問コンセプト」を設定していると考えています。例えば企業経営理論における「M&Aを正しく理解しているか」などです。毎年実施する試験の難易度を揃え、複数の設問作成者が作成する設問のトーンなどを揃える目的です。各科目40問前後なので、5年間で200問になることから、予想ですが、各科目に「設問コンセプト」が120~180程度存在していると考えます。その「設問コンセプト」をしっかりと押さえて、深く理解し、あらゆる問いかけに対応できるようになる試験と言えます。

2次試験は、文章から中小企業診断に必要な要素を特定し、それに対する対応を答える試験です。こちらも1次試験同様、「中小企業診断コンセプト」が存在していると考えます。中小企業を分析する際の論点、中小企業が生き残るために活かすべき資源、取るべきアクションといった領域で分類でき、こちらは1次試験のように何個といった特定は難しいですが、中小企業診断に必要な論点分コンセプトがあると考えます。その「中小企業診断コンセプト」をしっかりと押さえて、深く理解し、試験問題で表現される文字からそれを読み解く力が求められている試験と言えます。

独学で取れる?

独学で取れる?

取れると思います。私は資格スクールに通って取りましたが、動画コンテンツが充実していることが大きいですね。当時iPhone3を使っていて検索などはある程度できましたが、動画コンテンツなどはほとんどなく充実していませんでした。今はスクールが出すコンテンツやYouTubeなどで論点毎に学べるため、中小企業診断士試験の体系や前述したコンセプトが理解できていれば隙間時間などを積み上げることで合格することは難しくないと思います。勉強法については別の記事で解説する予定です。

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経験した私が感じる学習のメリット5選

資格スクールが掲げる学習メリットとは違う視点で、金融機関の会社員をしながら学習を経験した私が感じる学習のメリットを解説します。

経営を幅広く俯瞰しようとする力がつく

経営に関する幅広い知識が身に付くと思われている方も多く、確かにその側面もありますが本当のメリットは7科目に整理された経営というコンテンツを俯瞰してみる必要があり、そのことがよくわかることです。幅広い知識といっても経営は各領域/業種などによってもさまざま違いがあるうえに奥深く、診断士試験をクリアしたといっても一部に過ぎないと感じます。それぞれの領域が幅広いということを理解して、経営に向き合うということがより重要と感じます。

時間を無駄にしなくなる

私の場合、金融機関でフルタイムで働き、土日はスポーツをやっていたりしたため、丸1日勉強に費やすことはできる日がありませんでした。2年間総合計で1500時間くらい時間がかかったため、1分でも空けば勉強する体制でした。過去問の縮小コピー、スマートフォンの単語帳機能にエクセルで作った過去問をインポートして分類をつけて繰り返し見ていました。1分あれば10問くらい解けるんですよね。

積み上げることで自信がつく

多くの時間を勉強に費やすことからも、コツコツとやることが求められる試験です。合格している人に聞くと、まず間違いなく勉強することが習慣化されていて、生活に溶け込ませています。家族がいる方は周りの協力も多く必要で、試験日には落ちてしまったときに、自分のことよりも協力してくれている家族への思いからプレッシャーを感じます。それも積み上げてきた自信とともに突破して、合格とともに形に残る自信になります。

勉強友達ができる

私は資格スクールに通っていたので、同じ授業を受けている人と毎週会います。自然と勉強友達になっていました。スクールに通っていなくても、今の時代であればSNSなどでつながることで、勉強友達ができると思います。社会人になってから仕事以外で同じ目標に向かう友達ってなかなかできないですよね。別に利害関係がないので、採点済回答用紙を交換して、ここどう理解していますか?みたいな意見交換をしていました。とてもためになりました。

資格手当がもらえる

最後に少々トーンの違う話ですが、私は中小企業診断士に合格して会社から10万円もらいました。同じタイミングで合格した知り合いは、一時手当に加えて、月額給料が3万円増えたようです。ただし、私の会社の場合、簿記2級で1万円でしたのでかけた時間や苦労と比較して、資格手当狙いならもっと別の方法がありそうです。1500時間くらいかかったと前述しているので、時給1000円でも教材とかスクール代別で150万くらいかかってるってことですから(笑)

経験した私が感じる学習のデメリット

とにかく時間がかかる/合格するまで長期間になる場合がある
中小企業診断士資格に関するメリットデメリットは別の記事や資格スクールで解説しているので、この記事では、学習のデメリット(大変さ)を解説します。経験した私が感じる学習のデメリットは1点ですね、とにかく時間がかかります。1年かなり時間を投入してきても落ちるとまた来年、さらに落ちると科目合格権利がなくなるといった感じで資格取得の学習期間が町長期化する可能性があります。そのように勉強が長期化してしまうと、勉強の途中で試験方針が調整されたりしてまた追加で勉強しなくてはならないなんてこともあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?中小企業診断士試験について解説しました。試験に関する様子が少し伝わったかと思います。参考になることを願っています。

 

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